女性の第一印象を決める大きなポイント「目元」。それを彩るマツエクは、今や各種エステと並んで女性の美しさを左右する大事な技術となっています。
ただし、そのマツエクの持ちは技術だけでなく日頃のメンテナンスやケアによっても大きく左右されます。今回は、そんなマツエクでよく頂く「マツエクを付けてスポーツなどの汗をかくアクティビティはしていいの？」という質問について、回答も含めたご紹介をしていきましょう。
マツエクと汗の関係
マツエク施術の際、アイリストより「グルーは水に弱いのでご留意ください」という旨の連絡をさせていただくことがあるかと思います。そのご説明の通り、マツエクを自まつ毛に付ける際に使用する接着剤（グルー）は水分に弱いので、普段の扱いに細心の注意を払っていただくと長持ちする傾向にあります。
ただし、完全に硬化が完了したグルー（文房具ののりでいうところの完全に接着が完了して乾燥した状態）であれば、多少の水分を受けても外れることはありません。ヨガやピラティス、岩盤浴といった汗をかくアクティビティはもちろん、スイミングやシャワーなど直接水に入る行為であっても外れにくいです。
そのため、水分に注意するに越したことはありませんが、ビューラーやつけまつげなどに比べると圧倒的に耐性があるため、それほど神経質になる必要はありません。マツエクをすると普段の行動に制限がかかるのでは？と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、そのようなことはないのでご安心ください。
むしろ、マツエクをしておけばアイメイクを始めとするメイクをしなくても他人からの印象を良くすることができるため、「アクティビティに興味があるけれどメイクは手間…」という方にむしろおすすめです。
汗がNGなタイミング
そんなマツエクですが、汗を始めとする水分がNGなタイミングがあります。それは施術当日（術後24時間）です。
先程解説の通り、グルーは完全に硬化するまで時間を要します。表面だけなら5時間程度で硬化しますが、しっかり内部まで硬化させるとなると、最低でも24時間は必要となるでしょう。内部まで完全に硬化するまでの間、汗を始めとする水分からマツエクを守るようお願いします。
また、硬化していない状態で汗をかくアクティビティをしてしまうと、外れるリスクがあるだけでなく、汗とグルーの反応により有害な成分が揮発してしまうことも。これによってグルーアレルギーに繋がる可能性もあるため、術後24時間は涼しい場所で安静にしておくことをおすすめします。
アクティビティをしつつもマツエクの持ちを良くするポイント
術後24時間を過ぎれば、大体のグルーは硬化し、多少の水分では外れなくなります。お風呂やプールなどもお楽しみいただけるでしょう。
ただし、グルーが水分に弱いのは硬化しても同じなので、普段の水分に対するケアを怠るとマツエクの持ちが悪くなってしまいます。持ちが悪いと頻繁にサロンに通わなければならないため、時間もお金もかかってしまうでしょう。
普段からマツエクの持ちを良くするための習慣として、汗をかく・濡れるアクティビティのあとはマツエク周りの水分を丁寧に取ってあげるようにしましょう。肌触りの優しいタオルで、ぽんぽんと軽く叩いて水分をとるようにしてください。ごしごしと拭いてしまうと、水分よりも摩擦で物理的にマツエクが外れてしまうリスクがあります。
ドライヤーがあれば、髪を乾かすついでにマツエクもブローするといいでしょう。弱めの冷風をあてて、優しく乾かしてあげてくださいね。
コーティング剤の併用でマツエクの持ちを更に良くしよう
アクティビティの習慣があると、ない人に比べてどうしてもマツエクの持ちは短くなってしまう傾向にあります。ただしマツエク用のコーティング剤を使って丁寧にメンテナンスすれば、特にアクティビティをしない人と同様の持ちが期待できるでしょう。コーティング剤を使えばカール自体も綺麗に保つことができるので、マツエクデビューの際はぜひ併用をご検討ください。
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